キユーピーが業務用タマゴをリニューアル テイクアウト需要に応える計6品
キユーピー㈱(本社・東京都渋谷区)は9月9日から業務用新商品19品(リニューアル含む)を発売する。
このうちタマゴ加工品は、半熟卵を半分に切ったような『スノーマンハーフたまご(半熟風)』、目玉焼き作りの手間を省ける『目玉焼風まるオムレツH』、コロッとした形でカレーパンのメイン具材にもなる『まるコロたまごH AR』シリーズの計6品をリニューアル。
オンライン説明会でフードサービス本部の田村則之開発部長は、6品目は加熱後も品質が維持される点が特徴で、ベーカリーや量販店の総菜部門、外食店などのテイクアウト需要に十分対応できると説明した。
岩田清司本部長(執行役員)は「外食・中食市場が厳しい今だからこそ、キユーピーらしい提案で、コロナ禍からの市場回復に貢献したい」とし、主な施策として①サラダとタマゴを通じた健康ニーズへの対応②食の楽しさ・新しさの提供③需要の変化を捉えた提案④サステナブルニーズへの対応――を挙げた。
このうち需要の変化を捉えた提案については「デリカ(総菜・弁当など)、ベーカリー業態への取り組みを引き続き強化していく」とした。また、植物由来の原料を使用し、卵アレルギーの人でも安心して食べられるスクランブルエッグ風商品『HOBOTAMA』(6月末から業務用として販売中)も紹介した。