スターゼングループがオンライン商品提案会を開催
6つのテーマで〝おいしさ〟をさらに追求
スターゼン㈱(本社・東京都港区)は新型コロナウイルス感染症の拡大などを考慮し、1月26日と27日に「2021年スターゼングループオンライン商品提案会」を開いた。毎年開いているグループ総合展示会に代わるもので、①進化系、簡単便利商品②お肉が彩る、おうちイベント③最新トレンド、プチ贅沢④伝統刷新、ローマイヤ100年⑤産地と二人三脚、原料の力⑥地道に挑戦、サステナビリティ――の6つのテーマでさらなる〝おいしさ〟を追求。
一押し原料、ローストビーフ・ハンバーグ、ローマイヤブランド、スターゼンブランド加工品、PC(プロセスセンター)機能商品、一押し加工食品、外食・テイクアウト、産地フェア、新工場の9つのコーナーで、210に及ぶ商品や機能(うち新商品・新機能は50、動画紹介は12本)を提案した。
このうちローストビーフ・ハンバーグのコーナーでは、ハンバーグの新商品『こんがり焼き上げハンバーグ』のコンシューマパック【写真上】を紹介。国産鶏肉をベースにした生地に、生たまねぎを使用して食感と甘みを加えたハンバーグは、鉄板で表面をこんがり焼き上げ、内部は高温の蒸気でじっくり火を通すことで〝ふっくらジューシー〟に仕上げた。弁当やおかずに使いやすい90グラム×6個入りのボリュームパック商品で、冷凍ケースでそのまま販売できる。
使いやすい90グラム、満足サイズの110グラム、ボリュームのある140グラムと豊富な規格を取り揃えている業務用『こんがり焼き上げハンバーグ』や、国産丸大豆豆腐と国産鶏むね肉を使って箸で切れるほどのやわらかい食感に仕上げた業務用『豆腐ハンバーグ』を使った弁当も提案した。
PC機能商品のコーナーでは、食品廃棄ロスや値引きロスの削減に貢献できるスキンパック、フライパン1つで素材から調理できるミールキット、〝家呑み〟需要に最適なおつまみシリーズ(鶏ハラミにんにく黒胡椒炒めなど)、味付けにこだわった簡便商品の深絞り味付けシリーズ(タンドリーチキンなど)、ボリューム感と見栄えが良いオントレーセット(鴨鍋セットなど)、人気のおかずをすぐに作れる味付キットシリーズ、使い勝手が抜群の冷凍スライス肉を取り揃えた。
一押し加工食品のコーナーでは、こだわりの肉感はそのままに、調理後の〝スープまでおいしい〟をテーマに練り生地から見直してリニューアルした『鶏生だんご』を紹介。プレーン、もち、生姜柚子、合鴨の4種類でオントレー商品は各種12グラム×12個。業務用商品は各種800グラムで、店頭にそのまま陳列できる。
新・鶏肉加工品としては、そのまま陳列できる印刷包材にリニューアルした『チキンスナック』(チキンナゲット、チキンスティック)や、バリエーション豊かな部位を1本ずつていねいに手刺しした『焼き鳥新シリーズ』(もも串30グラム、ささみ串40グラム、砂肝串40グラムハーフカット、ハツ串35グラムハーフカット、やげん軟骨串むね肉挟み40グラム、合鴨もも串30グラム)を提案。
外食・テイクアウトのコーナーでは、お店のこだわりの味をオリジナルキット商品で販売する『キット買って帰る』セットや、肉本来のおいしさを家庭でも食べられる焼肉、近年注目度が高い代替肉(大塚食品との新たな取り組み)を紹介。
産地フェアのコーナーでは、コロナ禍でも「行ったつもりで産地フェア」の企画を実施。東北の鶏肉として㈱十文字チキンカンパニーの『菜彩鶏』、伊達物産㈱の『伊達鶏』、㈱グローバルフィールドの『青森シャモロック』。九州の鶏肉として江夏商事㈱の『さつま雅』、赤鶏農協の『鹿児島県産赤鶏さつま』、(農)福栄組合の『はかた地どり』の特徴などを紹介した。
〝ウィズコロナ〟長期戦を覚悟 横田和彦専務
オンライン商品提案会の開会に先立ち、1月26日に記者会見した横田和彦専務取締役営業本部長は「全世界でまん延する新型コロナウイルス感染症の影響で、我々は今までに経験したことのない環境下に置かれている。当社は毎年、年初にグループ総合展示会を開き、国内外のお客様やステークホルダーらを多数招いてグループの機能紹介や商品のプレゼンテーションを実施している。14回目となる今年の総合展示会に向けて昨年から準備を重ねてきたが、昨今の新型コロナウイルス感染症の状況や緊急事態宣言の発出などを受けて、今回は商品提案に絞り込んだ形でオンライン開催することになった。
一番悩ましいのは、当社でこだわる商品のおいしさをお客様に試食という形で直接伝えられないことだが、今回は全国に販売拠点を持つ当社ならではのやり方で問題を解決しており、実際に日々、商品を購入いただく企業の商品部やバイヤーを中心に招待している。
新型コロナウイルス感染症の1日も早い終息を願っているが、変異株の出現などの報道を聞くと、2021年もある程度の長期戦を覚悟しなければならない状況である。〝ウィズコロナ〟の環境下で、商品まわりでどのような提案ができるかを感じ取っていただきたい」などと述べた。