「第16回ハイライン会議」を開催 ゲン・コーポレーション
ハイライン社の育種プログラムなど学ぶ
㈱ゲン・コーポレーション(渡邉周治社長-本社・岐阜市折立296-1)は9月29、30の両日、ウェブ会議システム「Zoom」を使用して「第16回ハイライン会議」を開き、全国の契約孵化場の種鶏管理や孵化業務、営業に従事する関係者が多数参加した。
1日目は、アメリカのハイライン・インターナショナル社(略称・ハイライン社)の育種学者であるペテク・セッター博士が「ハイラインの育種プログラム―遺伝的ポテンシャルを最大化する」と題し、ハイライン社での育種改良の変遷、重点項目、進ちょく状況について紹介した。
ゲン・コーポレーションの清水章弘営業・技術部門長は「ボリスブラウンの今後期待される育種成果」と題し、日本におけるボリスブラウンの野外成績の傾向や育種による今後の性能変化について報告した。
2日目は、同社営業・技術チームの小川泰司氏が、契約孵化場からの提供データを基に、2017年9月から18年8月までの間に孵化した種鶏群の成績について、過去10年間の生存率や産卵個数を比較し、近年の傾向や過去からの推移について分析したデータを紹介。
また、後藤裕司チームリーダーを座長に、契約孵化場から事前に寄せられたハイライン鶏の種鶏・孵化管理、コマーシャル鶏の飼養に関する意見や質問を主題にして熱心に情報交換した。
17年9月から18年8月までに孵化したハイライン種鶏群とローマン種鶏群のうち、契約孵化場から報告のあった100鶏群を集計した各鶏種のヘンハウス産卵個数(25~64週齢)の上位成績は次の通りであった。
ハイラインマリア種鶏=①251.6個
ボリスブラウン種鶏 =①260.5個②256.6個③256.3個
ハイラインソニア種鶏=①255.2個②254.5個③249.3個
ジュリア種鶏=①266.6個②266.3個③264.2個
ジュリアライト種鶏=①267.9個②266.0個③265.7個
※セッター博士と清水部門長の講演要旨は本紙をお読みください。