1～8月鶏卵輸出 前年同期の2倍に

農林水産省は2030（令和12）年までに、農林水産物・食品の輸出額を5兆円に拡大する目標（このうち鶏卵196億円、鶏肉100億円）を掲げている。

今年に入ってからの輸出の伸びをみると、1～8月累計で、殻付き鶏卵の数量は前年同期比2.10倍の1万996㌧、金額では同2.09倍の27億8338万9000円となっている。

国別では、全体の約98％を占める香港が数量で2.15倍、同1.5％を占めるシンガポールが6.10倍など。新型コロナウイルスの影響で周辺国からの輸入が止まった中で、日本産の安全・安心な卵の評価が高まったもの。