家計消費は前年と同じ40%、加工仕向け6%、その他54% 平成30年度鶏肉消費構成割合
農林水産省・食肉鶏卵課は4月14日、平成30年の食肉の消費構成割合を公表した。
鶏肉の消費構成割合は、家計消費(内食)が前年と同じ40%で3年連続。加工仕向が前年より1ポイント減の6%、その他(外食、中食など)が同1ポイント増の54%であった。
鶏肉の消費構成は、昭和50年は家計消費52%、加工仕向3%、その他45%であったが、50年代前半で家計消費は50%を割り込み、平成7年には輸入鶏肉の増加などもあり、消費量全体の中に占める家計消費の割合は30%にまで落ち込んだ。その後は、食肉の中で最も割安で、健康志向にも良いことが評価され、家計消費の割合は40%にまで回復しており、そのほとんどが国産鶏肉を占めているとみられている。
加工仕向けの割合が最も高かったのは平成7年の11%、その他の割合が最も高かったのは平成2年と平成12年の60%。
このほか、牛肉は家計消費31%、加工仕向け6%、その他63%。豚肉は家計消費50%、加工仕向け23%、その他27%であった。