2日間で1万5000食以上を提供 カゴメ オムライススタジアム

「洋食のことこと屋」が2連覇

八丁味噌が隠し味のデミグラスソースと半熟卵、スペイン風ポークを乗せたグランプリ作品

日本生まれの洋食「オムライス」のNO.1を決める『カゴメ オムライススタジアム 2019』全国大会が5月18、19の両日、東京都江東区のアーバンドックららぽーと豊洲シーサイドデッキで開かれ、2日間で1万5000食以上のオムライスが提供された。

会場には、全国9エリアの地方大会を経た10店舗が出場。来場者と審査員の投票の結果、最終日の表彰式では『生クリームたっぷりのオムストロガノフ トロトロポークのせ』を提供した「洋食のことこと屋」(名古屋市港区、ららぽーと名古屋みなとアクルス内)が、2015年の前回大会に続きグランプリを獲得し、オムライス研究所特別賞も受賞した。

準グランプリとカゴメコーポレートシェフ特別賞は、「TERRACED FIELDS」(長崎県大村市)の『長崎雲仙オムライス』、日本の洋食・オムライス特別賞は「ぶどうの木」(石川県金沢市)の『海老の極み!金澤ブラックオムライス』、彩り鮮

ドレスドオムライスを雲仙岳に見立てた『長崎雲仙オムライス』

やかオムライス賞は「オムライス専門店 アロハ」(北海道釧路市)の『阿寒ポークの釧路産サラダパプリカのラタトゥイユオムライス チーズソースがけ』、ボリューム満点オムライス賞は「キッチン ポテ」(福島県相馬市)の『ガーリックチキンとトロ玉ダブルチーズのオムライス』、子ども大好きオムライス賞は「ダッキーダック」(東京都江東区)の『とろーりラクレットチーズのスコッチEGGオムライス』、アイデア満載オムライス賞は「ご当地グルメレストランLAUNA」(神奈川県横須賀市)の『おいしい魔法のオムライス』、こだわりソースオムライス賞は「長屋オムライス」(大阪市北区)の『関西風ソースのふわトンオムライス』、こだわり卵オムライス賞は㈱のだ初が運営する「うぶこっこ家」(岡山県倉敷市)の『たまご屋が作る♪ 鶏つくねinチーズオムライス』、こだわり野菜オムライス賞は「喫茶わのわ  2号店」(高知県高岡郡日高村)の『トマト村の、まんぷくオムライス』に贈られた。

チケット売り場や人気の店舗には行列が絶えず、会場は多くの来場者でにぎわった

審査員は、カゴメ㈱の寺田直行社長、同社コーポレートシェフの藤原和弘氏、オムライス研究所エバンジェリスト(伝道師)の岸本好弘氏、(一社)日本洋食協会の岩本忠会長が務めた。寺田社長は主催者あいさつで「オムライスは、日本の洋食として古くから親しまれてきたが、最近はコンビニエンスストアでおにぎりになったり、スーパーで販売されていたり、ご当地メニューになったり、非常に注目されている。今朝もテレビの情報番組で紹介され、本当に多くの方にお越しいただいたため、実施して良かったと思っている」と振り返り、トマトケチャップの旨み成分とリコピンの豊富さ、減塩効果なども紹介した。

会場では「ケチャップチャップ」(作詞・作曲・うた=杏沙子さん)、「たまごのうた」(アーティスト=PAN)、「オムライスの歌」(同=ちさ&ぷるんとろん合唱団)の3曲を繰り返し流し、口ずさむ来場者も。全国大会のオムライスは、一皿一律700円で提供。昼どきのチケット売り場には、200人をはるかに超える行列ができ、特に人気の店舗には、30人以上の行列ができるなど〝オムライス人気〟の高さを見せつける大会となった。

作ってみたいレシピは〝時短オムライス〟 クックパッドとのコラボ

クックパッドとのコラボで「作ってみたくなるNO.1レシピ」を募集した『カゴメ オムライススタジアム 2019』個人部門では、約1100作品の中から、「はなごんすけ」さんが考案した『時短革命!!卵かけご飯オムライス』がグランプリに選ばれた。なお、クックパッドには現在、1万2700種類のオムライスのレシピが掲載されている。