鶏肉相場はやや下げ気味に推移
2月の鶏肉相場(日経東京・正肉加重)は、寒波の影響などで鍋物需要が好調だったことなどから、もも肉の下げ幅は少なく663円(前年比22円安、前月比10円安)、加工筋の引き合いが続くむね肉は304円(前年比17円高、前月比8円安)で、もも・むね合計は967円(前年比5円安、前月比18円安)となった。
(独)農畜産業振興機構が2月23日にまとめた鶏肉需給予測によると、国内の鶏肉生産量は2月が2.4%増の12万2700トン、3月が1.0%増の13万4300トン。輸入量は2月が8.8%増の4万9800トン、3月が25.6%増の4万6900トンと予測。
出回り量の推計は、2月が6.9%増の17万540トン、3月が6.2%増の18万5100トンで、この結果、期末在庫は2月が25.8%増の17万5300トン、3月が20.6%増の16万3700トンと見込んでおり、相場的には横ばいか弱含みに推移するとみられる。