最新鋭の設備と技術で高品質ヒナを生産する(株)トマル
平成3年に(株)トマルの社長に就任した都丸高志氏は、常に「皆様から必要とされる会社でありたい」とのポリシーで、これまで以上に清浄で強健なヒナを供給するため、種鶏舎や孵卵舎の新設・改善に着手し、設備の充実を図ってきた。同時に、いち早くITを導入するなど情報収集や社員教育にも積極的に取り組み、ハード・ソフト両面にわたって、着実に前進を続けている。社長に就任して10年が経過し、「輸入検疫、種鶏の育成から成鶏期間までの総収容能力約20万羽のケージ飼育体制、ヒナの孵化、発生、独自に開発した輸送車両まで、最新鋭の一貫した生産システムを完成し、そのシステムをやる気満々の責任者がリードしている」と語る都丸社長を訪ね、ヒナの生産体制や、最近導入したワクチン卵内接種機(イノボジェクト)の稼働状況などを聞いた。