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全鶏会議が創立50周年 自主・自立の精神を貫き通す

2017.12.05発行
 全国養鶏経営者会議(略称・全鶏会議、会長=市田真新泣fイリーファーム社長)は、昭和42年の設立から50周年を迎えたことから、11月14日に東京都港区のホテルJALシティ田町で創立50周年記念式典と祝賀会を開き、会員やOBら約100人が出席して祝福した。
 記念式典であいさつした市田真新会長は、全鶏会議の活動に尽力した諸先輩や関係者に敬意と謝意を表し、「創立からの50年は、わが国の採卵養鶏業界にとって激動の半世紀であった。採卵鶏の全国飼養戸数は昭和30年代に400万戸、40年代前半に250万戸くらいあったが、現在は2000戸を少し超える程度。それだけにこの50年は、鶏卵生産者にとって生き残ること自体が非常に難しかった時代だと思う」と振り返るとともに、「全鶏会議は、経営の方針なり、方向は自分自身で決めるという自立経営を目指す鶏卵生産者の全国組織として誕生し、活動でも自主・自立の精神を貫き通した。議論を尽くし、決めたことは必ず実行することが私たちの伝統であり、全国の鶏卵生産者に共通する課題解決に向けた運動や、経営改善にかかわる研修活動での優れた行動力と高い研究心は、自他共に認めるところだと思う」と強調。
 鶏卵生産調整期の30年については「中小経営の立場から提言し、行動した。大事にしてきたのは鶏卵生産者の連帯と協調である。頑張る採卵経営が大も中小も存続でき、明るい展望を持てるのが願いでもある。
 私もよく感じることだが、全鶏会議は困った時、何でも相談できる仲間の集まりであり、何物にも代えがたい存在でもある。本音で語り合える関係や仲間同士の深い絆は全会員の共通財産であり、これからも充実・強化・継続していきたい。
 私たちの責務は、安全・安心の食を提供して消費者の健康に資すること、地域社会と地域経済に貢献することである。これからも、これまで以上の努力が求められると思う。そして鶏卵を生産・提供することだけに限定せず、他の農業との連携や協力関係の強化も重要になっている。農業や他産業の優れた経営から真摯に学ぶことも時代の要請だと思う」などと述べた。
 多数の来賓を代表して農林水産省生産局畜産部食肉鶏卵課食肉需給対策室の冨澤宗高室長、(一社)日本養鶏協会の齋藤利明会長(代読・廣川治専務理事)、(一社)全国農業会議所の柚木茂夫専務理事が祝辞を述べ、冨澤室長は「全鶏会議が50周年を迎えたのは、会員の皆様が常日頃、鶏卵の安定的な生産体制への取り組みや衛生対策の向上、経営体質の強化に努力してきた成果である。これまでのウ年の活動が今日の発展につながった」と敬意を表した。
 齋藤会長は「全鶏会議の50年にわたる活動は、戦後、まだまだ発展途上にあった養鶏産業・養鶏経営の一つの道筋をつける活動であった」と称え、柚木専務理事は全鶏会議を草分けとして、部門別の農業経営者運動が発足したことを紹介するとともに、「全鶏会議をはじめとする農業経営者組織との連携により、農業経営の確立・発展に向けた農業経営者の主体的な活動を支援・助長する取り組みを一層強化するつもりである」などと述べた。
 来賓の紹介と、各方面から寄せられた祝電が披露された後、物故功労者22人に黙とうした。また、長年にわたり事務局として全鶏会議の活動を支えてきた道岡佳伸氏に、市田会長から感謝状が贈られた。
 全鶏会議の50年史を振り返った梅原正一副会長は、全鶏会議設立の背景や様々な活動(自家配・指定配運動、50グラム産卵運動、卵価下落・飼料価格暴騰・大規模無断増羽反対などで全国大会の開催、役員の若返りなど)について説明し、「経営者として研鑽を積み、良い農場、良い会社をつくり、仲間と取り組まなければ実現しないことは連帯し、環境を変えていくことが、全鶏会議の精神である。今後もこの精神を受け継ぐことを誓い、そして活動していくことをさらに若い世代に願う」などと述べた。
 祝賀会では、松原勇一副会長の発声で乾杯し、なごやかに歓談した。この間、宮澤哲雄副会長の司会で、全鶏会議初期のメンバーや全国大会でのデモ行進、海外研修ツアーなどの写真を紹介し、出席したOBの中島学氏(4代会長)、梅原宏保氏(6代会長)、宮澤兄一氏(7代会長)、石澤直士氏(8代会長)、栗木鋭三氏(元副会長)、藤原儀英氏(元理事)、高橋正浩氏(元潟[ンケイ社長)、菊地実氏(元事務局長)らもその時々の思い出話を披露。彦坂誠副会長の音頭で「頑張ろう!」と三唱して、お開きとなった。

【来賓、会員、OBらが出席して思い出話を披露した全鶏会議の50周年式典】



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