28年農林水産物・食品の輸出額0.7%増

農林水産省は2月10日、平成28年の農林水産物・食品の輸出額が7503億円(速報値)となり、4年連続で増加したと発表した。しょう油や味噌、日本酒などの加工食品のほか畜産品、米、野菜・果実などの輸出額は増えたものの、水産物が減少したため、全体の増加率は0.7%(27年は21.8%)にとどまった。
輸出先国別の輸出額は香港1853億円(3.3%増)、米国1045億円(2.5%減)、台湾931億円(2.3%減)、中国899億円(7.2%増)、韓国512億円(2.3%増)、タイ329億円(8.2%減)、ベトナム323億円(6.4%減)、シンガポール234億円(4.8%増)、オーストラリア124億円(2.3%増)、フィリピン115億円(21.3%増)の順。
品目別の内訳は、農産物が3.7%増の4595億円(畜産品は8.7%増の510億円)、林産物が1.9%増の268億円、水産物が4.2%減の2640億円。
鶏肉の輸出量は0.2%増の9053トン、輸出額は3.6増の17億2200万円。鶏卵の輸出量は39.0%増の3244トン、輸出額は37.2%増の8億5400万円。
このほか、牛肉の輸出量は18.5%増の1909トン、輸出額は24.7%増の135億5200万円。豚肉の輸出量は10.8%増の1658トン、輸出額は4.6%増の8億5100万円。牛乳・乳製品の輸出量は25.8%増の1万4601トン、輸出額は31.1%増の125億5700万円。

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