エンリッチドケージなどへ順次移行宣言 カナダの鶏卵生産者団体

カナダの鶏卵生産者団体「エッグ・ファーマーズ・オブ・カナダ」(ピーター・クラーク会長)は2月5日、同国の1000以上の採卵養鶏農家を代表し、同国の採卵鶏の飼養システムを、従来型ケージからエンリッチドケージやエイビアリー、平飼い、放し飼いなどの代替型システムへ業界全体で順次移行していくと発表した。
クラーク会長は「より多様な飼養システムへの秩序立った転換計画について、業界全体で合意できたことを嬉しく思っている」とコメント。
計画によると、現在、全飼養システムの90%を占める従来型ケージは新規導入を取りやめ、代替型システムの割合を8年後に50%、15年後に85%、20年後の2036年に100%にする。
今後導入を進める代替型システムについては「持続可能な鶏卵生産連合」(CSES)の研究結果(本紙2015年6月5、15日号既報)や独自の調査などをもとに、止まり木や爪とぎ、餌つつき、砂遊び場、ネストなどがあり、鶏が本来の行動を発現できるエンリッチドケージは、従来型と代替型の長所を併せ持つ飼養方法であると強調。
エンリッチドケージは、より衛生的に飼えることから食品安全や人の健康に資すること、環境負荷も低いこと、小グループで飼育するためすべての鶏が餌や水をより平等に摂取でき、攻撃的行動やカニバリズム、斃死率の抑制につながることなど、あまり理解されていないエンリッチドケージシステムの様々な利点について、販売先や消費者ら、すべての利害関係者と話し合っていきたいとしている。

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