平成25年のブロイラー種鶏導入 前年比0.9%増の521万羽

55社(場)のブロイラー孵卵場から集計した平成25年のブロイラー種鶏導入計画羽数は495万9100羽で前年実績比0.9%増であった。これを地域別で見ると、東日本は5.8%増、九州は1.3%増、中国四国は12.9%減の見込みとなっている。
調査羽数を基に、25年の全国ベースの種鶏導入羽数を推計すると、24年の516万4000羽に対し、0・9%増の521万羽となる。
25年の羽色別種鶏の導入計画は、白色羽系が前年比1.2%増、有色羽系が同9.2%減、地鶏系が同10.1%減で、種鶏全体の構成割合は白色羽系97.4%(24年97.0%)、有色羽系1.4%(同1.6%)、地鶏系1.2%(同1.3%)となっている。
24年と25年の種鶏導入羽数を基にした、25年(1~12月)の素ひな生産羽数見込みは7億2598万羽、前年比4・2%減となる。
素ひなの生産は、種鶏の能力回復により大きく伸びている一方、ブロイラーの生産意欲は、配合飼料価格の高止まりや燃料価格の高騰、食鳥相場の低迷などで、ひなえ付けが抑制気味になっているため、25年のコマーシャルえ付けを前年並みの6億8154万羽と仮定すると、年間では約4444万羽の余剰で、ひな需給はやや余剰気味に推移すると見込まれる。

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