バーコードラベルをパッケージ上部にも貼付 みやすくなったレギュラーパック(特許出願中) 栗原製作所が改良パック発売
鶏卵パック専門メーカーの(株)栗原製作所(栗原照次郎社長―本社・奈良県大和郡山市池沢町90-8)は、このほど改良した新しいレギュラーパック(特許出願中)を発売した。
同社はレギュラーパック、特殊卵用フラットパック、業務用トレー、カップなど、再生ペットボトルを利用した鶏卵パックを、『Q(高品質)・C(低コスト)・D(即納)・V(多品種)』に基づいて製造してきた。レギュラーパックについては、これまでもユーザーの要望を取り入れて改良してきたが、各GPセンターの大型化とレギュラー卵の多品種化が進み、パックのピッキングミス(取り違え)がクレーム要因の1つになってきたため、より確認しやすいように、パッケージ上部にバーコードラベルを貼付できるタイプを開発するとともに、パックも見やすくし、要所要所に新型の突起部を設けて積み重ねやすくした。
これにより、GPセンターでは、ロールインナーに積み込んだ一番下のパックのバーコードラベルが見やすくなり、取り違えの防止につながる。また近年、スーパーマーケットのセルフレジが普及しつつある中で、消費者にも見やすい場所にバーコードラベルが貼付してある点が、バイヤーからも高く評価されている。
主な特徴は次の通り。
(1)従来のパックに比べきれいになった=パックの透明度を上げると、GP作業上のパックのはがれが悪くなる欠点を、独自のノウハウで解決。卵がよりきれいに見えるパックに改良。
(2)バーコードラベルをパッケージ上部にも貼付可能に(一部対象の商品のみ対応)=パッケージ上部にバーコードを貼ることで、ロールインナー最下段のラベルが見やすくなった。また、ラベルを細くすることで、積み上げた際のパックがバーコードに干渉しないように改良した。
(3)シールを貼付する際のズレを防ぐため、コーナー部分に大きな突起部を設けたほか、パックの要所要所に新型の突起部を設けてズレを徹底的に防止。
問い合わせは栗原製作所(電0743・56・2207、F0743・56・2217)へ。
【パッケージ上部にバーコードラベルを貼付】