殺ウイルス・殺菌消毒剤『ワイプアウト』 ノバルティスアニマルヘルスが新発売

ノバルティスアニマルヘルス(株)(マーティン・アームストロング社長―本社・東京都港区西麻布4-12-24)は、8月6日に殺ウイルス・殺菌・殺真菌力に優れた消毒剤「ワイプアウト」を新発売した。
消毒薬「ワイプアウト」の特長は、(1)高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)や口蹄疫ウイルスなど、家畜や人に深刻な被害を与える疾病の病原微生物(ウイルス、細菌、真菌)に対して優れた効力を有する(2)外部からの攻撃に強いエンベロープ(envelope)を持たないウイルス(膜なしウイルス)や、芽胞(spore)を形成する細菌(芽胞菌)に対しても有効(3)多孔質面、低温、硬水などの条件下や、有機物が存在している状態でも優れた効力を発揮する――などで、畜・鶏舎や搾乳器具・ふ卵器具の消毒、踏込槽での消毒などに利用できる。
対象とする微生物や薬剤濃度によって感作時間は異なるが、極めて短時間(数秒から数分以内)で微生物を死滅させる。さらに細菌や真菌を破壊し、ウイルスを死滅させる殺菌サイクルで生じた塩素を再生利用するユニークな化学反応(カメレオンサイクル)によって、長時間にわたって効果が持続する。
人や家畜に対して極めて安全な製品で、土壌や水系の環境中で無害な物質に生分解される。このほか、溶解時の粉立ちを抑えるとともに、すばやい溶解性を実現。包装は再密閉可能な防湿ジッパータイプで、保管中も効力の低下を抑える。
用法・用量は、(1)畜・鶏舎の消毒は500倍(2)効果が認められるウイルス類を対象とした畜・鶏舎の消毒は500~2000倍――の希釈液を床面または壁に適量散布する。搾乳器具・ふ卵器具の消毒は1000倍の希釈液に2~5分浸漬する。踏込槽での消毒は100倍の希釈液を使用し、薬液の更新は1週ごと、またはひどく汚れた時とする。包装は1キログラムと10キログラム。
鶏の対象疾患の希釈倍率は次の通り。
【希釈率100倍】ウイルス・外膜あり=伝染性気管支炎、鶏痘▽ウイルス・外膜なし=EDS(産卵低下症候群)▽細菌=ブドウ球菌症、アスペルギルス症
【希釈率200倍】ウイルス・外膜あり=リンパ性白血病、マレック病▽ウイルス・外膜なし=ウイルス性腱鞘炎、関節炎、SHS(頭部腫脹症候群)▽細菌=家禽コレラ
【希釈率300倍】ウイルス・外膜あり=鳥インフルエンザ(家禽ペスト)、ニューカッスル病▽ウイルス・外膜なし=伝染性ファブリキウス嚢病、CAV(鶏貧血ウイルス感染症)
詳細は同社(電03・6418・1700)へ。
【殺ウイルス・殺菌消毒剤のワイプアウト1kg(左)と10kg(右)】