7~9月期配飼価 大豆かす高で値上げ 飼料基金から450円補てん

全農や主要配合飼料メーカー11社(団体)は6月15日、7~9月期の配合飼料価格を2期連続で値上げすると発表した。南米での減産見通しや米国での作付面積の減少などで、大豆かす価格が大幅に値上がりしたたためで、全農の値上げ幅は全国全畜種総平均でトン当たり約900円、商系8社は1000円~1090円、日鶏連は840円、全酪連は900円。11社(団体)の加重総平均では950円程度(本紙試算推定)の値上げになるとみられるが、飼料基金から450円程度の補てんが見込まれるため、生産者の実質負担増は500円前後となる。
トウモロコシ価格やフレートについては、一時高値をつけたが、米国の作付面積の増加による豊作予想や、船腹需要の緩和で軟調に展示、今回の配合飼料価格の値上げ要因にはならなかったものの、各社とも「今後は底堅く推移する」とみている。

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