シンメイ 環境対応型ライナーレスラベラー(剥離用台紙レス)9月発売へ 西川コミュニケーションズと提携

鶏卵パック用のラベル自動印字と貼付装置の製造・販売・保守を行なう(株)シンメイ(吉井貞夫社長―本社・東京都台東区台東2-5-2、ニュー関東ビル)と、東海地区を中心に、印刷を核として環境保護対策製品に注力する企業を目指す西川コミュニケーションズ(株)(西川輝男社長―本社・名古屋市東区東桜2-11-16、西川ビル)は、このほどライナーレス(剥離用台紙を使わない)ラベル用オートラベラー専用機とライナーレスラベルの共同開発で業務提携した。
鶏卵パック用のロールラベルは、ほとんどが印刷したラベルを専用の剥離用台紙に貼ったものを使用しており、残った剥離用台紙は分別ゴミとして廃棄されている。
今回の両社の業務提携内容は、鶏卵パック用だけでなく、産業用の各種プリンターやラベラー、押印機などのトップシェアを誇るシンメイと、印刷を核として各企業の情報支援事業を拡大している西川コミュニケーションズが、それぞれのノウハウを生かし、剥離用台紙を使用せず、印刷したロールラベルを直接、鶏卵パックに貼付していく方式を開発したもの。
これにより、廃棄する台紙をゴミとして処理する必要がなくなり、環境問題とラベル1枚当たりのコスト低減にもつながる画期的なものとなっている。今年9月1日に専用機とライナースラベルを同時発売する。
シンメイでは、これまで設置した一部のオートラベラー専用機については、部品の一部を交換することによって、ライナーレスラベルを使えるようにしたいとしている。
シンメイでは、6月6日から8日まで名古屋市で開催の国際養鶏養豚総合展に試作機を展示したいとしている。詳細・問い合わせはシンメイ(電03・3831・3921)へ。
【ライナーレス(台紙レス)ラベラー】

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