農場HACCP認証審査の受け付け開始 中央畜産会

(社)中央畜産会は去る12月22日、農場HACCPの認証審査の受け付けを開始した。
農場HACCPは、畜産物の安全と品質管理体制のさらなる向上などを目的とした畜産農家向けの第三者認証制度。同会などが昨春に獣医師の団体や学識経験者らで構成する「農場HACCP認証協議会」を立ち上げて、認証制度の具体的な枠組みづくりを進めてきた。
同会は去る11月30日付で、同協議会から農場HACCP認証機関として認定されたため、審査の受け付けを開始したもの。
審査の申し込みは、基本的に牛、豚、鶏の農場単位で行なう。第1次の審査受け付けは今年1月末までだが、2月以降も申請を随時受け付けて、2次、3次の審査を実施する。
実際の審査の流れでは、必要書類の提出と審査費用の振り込みを確認した後、書類審査を経て審査員が実地調査を行なう。認証の要求事項が満たされていると判断されれば、農場に認証書が交付され、認証マークの使用が許可される。
認証は取得から3年間有効だが、取り組みが継続されているかどうかを確認するため、2年以内に実地調査を含む「維持審査」を行なう。認証取得や維持審査にかかる費用は、畜産経営によって異なるが、審査員の現地調査費や交通費などが含まれる。
今年の審査件数の見通しなどについて同会の宮島成郎常務理事は「農場HACCP導入のモデル事例として『農場HACCP推進農場』が3畜種で39件、うち養鶏関係で11件指定されているため、今年はこれらの指定農場を中心に審査することになるとみている。農場HACCPの導入に取り組んでいる畜産農家の間では、衛生管理や生産性の向上など、すでに様々な効果がみられている。
認証費用は、農場HACCPの普及拡大と畜産経営の負担軽減のため、できるだけ低く抑えたいと考えている。すべてが初めてのことでもあり、初年度の審査は、1件1件慎重に進めていきたい」と話している。
認証審査の申し込みや問い合わせは同会衛生指導部(電03・6206・0835、F03・3256・9311、メール=eisei@sec.lin.gr.jp)の守永、島田の両氏へ。