福島の卵の安心をPR 福島県養鶏協会が5紙に広告

福島県養鶏協会(三品清重会長)は、東京電力福島第1原子力発電所の事故による放射能の風評被害に対応するため、8月28日付の朝刊5紙(読売、朝日、毎日、福島民報、福島民友新聞)に広告【写真】を掲載し、福島県産の卵の安全・安心を県内外の消費者に訴えた。
「ふくしまの卵。その『あんしん』を私たちは守りたい。」――の全5段広告では、原発事故の被災者である福島県内の養鶏家は、関係者が一丸になって、卵をいつでもおいしくたべてもらうために、(1)徹底した飼育環境管理(屋内畜舎内で、放射能の影響を受けにくくしている)(2)徹底した飼料の管理(配合飼料と水も、外気に触れないようにして放射能の汚染を防ぐ)(3)モニタリング検査の実施(県の検査では卵から放射能は検出されなかったことを『あんしんMAP』で表示するとともに、今後は自主検査システムの構築を推進)――に取り組んでいることを強調。また、『ふくしまの卵』を応援している飼料や鶏卵流通関係企業も紹介している。
三品会長は「稲わらを食べた牛肉や米のセシウム問題に関連して、県内の卵についても消費者は心配しており、風評被害が懸念されている。現在は、県の調査でも、福島県産の卵から放射性物質は検出されていないため、消費者に正しい情報と、県内の関係者が一丸となって、今後とも安全・安心を守る取り組みを徹底していくことを訴えた」としている。

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