ワクチン接種は効果的な選択肢 カプア博士が強調
日本鶏卵生産者協会(梅原宏保会長)は10月27日、イタリアのイラリア・カプア博士を招いて、鳥インフルエンザ対策国際セミナーを開いた。ワクチンの使用で鳥インフルエンザを制圧したノウハウを持つ同博士は、講演の中で「養鶏の高密度飼養地域では、鳥インフルエンザウイルスの拡散を防ぐことは非常に難しく、制限・バイオセキュリティ・監視に加えて、ワクチネーションが鳥インフルエンザを制圧する上で最も効果的な手段である。特に侵入の危険がある場合には、ワクチン接種が第一の選択肢である。このためワクチンが利用できるようにワクチンバンクを整えておくべきである」などと強調した。