キトクフーズ 東洋鶏卵と業務提携 株式取得と役員派遣へ 

新たに“業務用鶏卵”の拡大を図るため、鶏卵荷受け会社の東洋鶏卵(株)(森尾篤社長―本社・東京都台東区上野5-3-5)と、同社への資本参加などについて協議していたキトクフーズ(株)(奥田登喜彦社長―本社・東京都千代田区神田佐久間町1-11)は、同社の株式取得と役員の派遣などで、このほど合意した。
東洋鶏卵(株)は、3月30日に開く臨時株主総会で、キトクフーズ(株)から派遣される役員などを承認する予定。
キトクフーズ(株)の鶏卵事業は、以前はパック卵のほか液卵や箱玉など、かなり幅広く扱っていたが、現在はイトーヨーカ堂が主な納入先であることからもわかるように、パック卵(家庭用鶏卵)が大半を占めるようになっている。
今回の役員派遣と業務面での提携強化によって、「家庭用鶏卵」(パック卵)から「業務用鶏卵」(箱玉)まで、幅広く取り扱うことができるようになり、鶏卵事業の内容の充実と強化を今後、これまで以上に図ることになる。
東洋鶏卵(株)昭和26年9月の設立で、事業内容は鶏卵および鶏卵加工品の販売。決算期は8月。従業員数は85名(パート従業員を含む)。資本金1億81万5千円。平成15年8月期の売上高は43億1,400万円。
キトクフーズ(株)昭和58年8月の設立で、事業内容は惣菜の製造販売、鶏卵の販売、食品加工品の販売。決算期は9月。従業員数は250名(パート従業員を含む)。資本金1億5千万円(木徳神糧(株)100%)。平成16年9月期の売上高は70億円の見込み。
キトクフーズ(株)が取得した東洋鶏卵(株)の株式数は80,834株、44.7%になる。

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