期待高まるハバードeシリーズ 野澤組がコマーシャル肥育成績を発表

世界の3大ブロイラー鶏の1つ、ハバード鶏は、世界の各市場に最も合った鶏を供給する方針で育種改良している。
特にレギュラータイプのブロイラーは、米国はもとより、アジア市場で評価が高まっている。輸入発売元の(株)野澤組畜産部養鶏チーム(東京都千代田区丸の内3-4-1、新国際ビル)は、日本市場でもレギュラータイプのブロイラーは有望である、と第3回目となる肥育成績を発表した。
発表したブロイラーの肥育成績は、これまでの「クラシックタイプ」ではなく、新タイプの「eシリーズ」。昨年2月にコマーシャルひなのオス、メス各5,600羽を欧州から輸入し、2週間の検疫期間を経て、国内のインテ農場で他鶏種と同一条件で比較肥育した。
結果は、ハバードのオスが52日齢の出荷で平均体重が2.922kg、育成率が93.21、メスが59日齢の出荷で平均体重が3.271kg、育成率が94.91であった。
歩留まり成績では、ハバードのオスがもも肉20.30%、むね肉18.68%、ササミ3.81%、手羽先4.31%、手羽元4.25%。ハバードのメスがもも肉19.00%、むね肉18.31%、ササミ3.67%、手羽先3.55%、手羽元3.71%。
欧州からの空輸・検疫、検疫施設からの輸送などのストレスを考慮しても、増体、飼料要求率、正肉歩留まりなどは他鶏種と遜色のない成績であった。
「eシリーズ」は、evolution(進化)の頭文字の「e」から取ったもの。
ハバードは、これまでも種鶏の性能が優れていることで定評があったが、「eシリーズ」の種鶏も強健性に優れ、飼いやすい鶏で、標準性能を見てもHH種卵個数は170.08個、HH総ひな生産数142.69羽、平均孵化率83.90%と高い。
ハバード社(本社―米国・ジョージア州)は昨年、レイヤー部門を切り離し、肉用鶏専門の育種会社に生まれ変わったが、現在と将来の養鶏業界のニーズに応えるため、純粋種を基に、伝統的な技術と新しい技術の両方で最先端の方法に専門化している。米国とフランスに拠点を設置して育種改良進めており、レギュラータイプと赤鶏肉タイプ、七面鳥・特殊肉タイプを持っている。
アジア市場で伸びているレギュラータイプのブロイラーについては、2004年の同地域のGPS販売がメス系メスで35万羽以上が計画されており、アセアン地域でのシェアは41%になる見込みとのこと。
日本市場での展開について野澤組の一ノ倉達也畜産部次長は、「種鶏輸入の要望があれば、フランスから輸入し、九州地区の検疫場を通じて年間15万羽(15,000羽×10回)程度の供給は可能である」としている。
問い合わせは(株)野澤組(電03・3216・3476、F03・3216・3578)へ。