鶏卵の計画生産変更関連で17億円 農水省の16年度予算概算要求

農林水産省は8月29日、平成16年度予算の概算要求を決めた。生産局畜産部の中で、採卵鶏関係では、従来の「行政主導の羽数枠管理による計画生産」から「生産者の自主的判断に基づく生産」への円滑な移行や、それに伴う中小規模経営の体質強化についての論議が行なわれていることを踏まえ、(1)鶏卵価格安定対策事業(継続)(2)鶏卵安全・品質向上推進事業(新規)(3)食肉等流通体制整備事業(継続、共同GPセンター整備を拡充)など17億円が盛り込まれている。養鶏関係の主な項目は次の通り。
▽鶏卵価格安定事業=13億5,100万円(15年度14億300万円)
▽鶏卵安全・品質向上推進事業=5,200万円(新規)
▽食肉等流通体制整備事業=10億6,500万円(15年度7億3,900万円)
このうち、共同GPセンター補助の予算額は3億300万円(同2,300万円)
▽流通飼料の安定供給対策=58億6,700万円(同額)
▽家畜改良増殖対策事業=9億3,400万円(15年度7億4,400万円)
▽資源リサイクル畜産環境整備事業=89億8,600万円(同71億5,000万円)
▽家畜伝染病予防費=18億6,000万円(同13億4,600万円)
▽家畜伝染病防疫対応強化事業=1億6,400万円(新規)
▽動物用医薬品使用基準設定等委託事業=1億5,200万円(15年度3,600万円)
▽飼料の有害物質等残留基準設定等委託事業=4億1,168万円(新規)

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