食品表示懇談会が中間報告 用語の統一などを提言
厚生労働省食品保健部長と農水省総合食料局長の私的懇談会である「食品の表示制度に関する懇談会」(座長=本間清一お茶の水大学生活科学部長)は7月30日、中間取りまとめ案を示した。
取りまとめ案では、消費期限や賞味期限、品質保持期限などの法改正が不必要な用語や定義を統一することを提言した。また義務表示では「わかりやすい表示」で一致したものの、記載方法を簡素化すべきと、すべて記載すべき――との両論併記となった。食品表示の法律・組織の統一についても、一本化すべきと、現行のまま各省庁の連携と表示項目の整合性で解決すべきとの両論が併記された。
消費者団体が強く求めていた「製造年月日」表示の復活については、「現行制度でも可能」とし、認める可能性を示した。