大好評の死鶏専用焼却炉 三共技研

GPセンターや割卵業界で処理・減量化に困っている卵殻を低コストで簡単に処理できる卵殻熱処理装置「三共EG―600C型」の開発・発売し、好評を得ている(有)三共技研(近藤則夫社長―千葉県八千代市村上2090―10)は、最近、養鶏場などで問題になっている死鶏を専用処理する焼却炉でも高い評価を得ている。
通常の死鶏や淘汰鶏は、かつては成鶏処理業者が引き取り、レンダリング処理などがされていたが、衛生問題や引き取り死鶏の有料化などから、高額の費用で産業廃棄物業者に廃棄を依頼することが多い。また、焼却する場合でも、焼却炉の規制が厳しく、各事業所は高額の検査費用を毎年支払う必要があるなど、大きな悩みとなっている。
(有)三共技研の焼却炉は、800~1,000度Cの高熱焼却炉で、届け出不要のため、規制による費用は一切かからない。しかものぼり釜方式で炉内温度を高温に維持できるため、死鶏の完全焼却ができ、農場での焼却も簡単にできる。
特長としては、(1)高温焼却のため煙が出ず、鶏の脂が流れたり、悪臭が出たりすることがない(2)高温焼却炉は通常1~2年の耐久であるが、三共の炉は特殊炉材(キャスタブル)を使用しているため、10年以上の耐久性がある(3)燃焼バーナーはタイマーにより点火、消火を繰り返す間欠燃焼で、燃費が大幅に安くなる(消火時も強力な放射熱で焼却する)(4)炉の耐久性が抜群のため、メンテナンス費用がほとんど不要(5)他社の焼却炉との比較でも価格が安い――など。
機種としては1回当たり10~20羽用の「三共E―80B型」から、同20~30羽用の「三共E―150B型」、同50~60羽用の「三共E―300B型」、同70~100羽用の「三共S―550B型」などがある。詳細は同社(電047・482・4855)へ問い合わせるとよい。

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