三共技研がワルサー紹介 モバックショウ

ワルサー1800(手前)と近藤知博社長㊧

㈱三共技研(近藤知博社長―本社・千葉県八千代市勝田台北3-11-10)は2月20日から23日まで千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた第26回国際製パン製菓関連産業展「モバックショウ2019」に出展し、パン・菓子業界の関係者らに小型割卵機『ワルサー』シリーズの設備導入を提案した。

同社はバームクーヘンオーブンを製造・販売する㈱ソーキナカタ(静岡)との合同ブースで、卵を多めに使ったアイスクリームにバームクーヘンの薄切りを添えて試食提供。卵の風味がするスイーツの良さもアピールした。

展示機は、最大で1時間7500卵処理75型ミニ割卵機、同3000卵処理のワルサー3000、同1800卵処理のワルサー1800で、来場者の要望に沿えるモデルを紹介。

近藤社長によるとワルサーシリーズは安定的に売れているそうで、最近はカステラ製造の関係者から引き合いが強いとか。同氏は「小型といっても確かな割卵能力があり、展示した中で最小のワルサー1800でもかなりの省力化を実現できる。今後は個人経営のパン店や、加工を行なう卵の直売店、スーパーのバックヤード、外食店などがより導入しやすい、さらに小型のワルサーも製品化できればと思う」と話していた。

モバックショウにはアメリカ家禽鶏卵輸出協会(東京・主な展示品=米国産乾燥卵)、昭和産業㈱(同・小麦粉や冷凍生地)、㈱品川工業所(奈良・餅つき機)なども参加した。