8月輸入 鶏肉は今年初の5万トン超 鶏卵・鶏肉輸出も増加
財務省は2018年8月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。
《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比2.4%減の5万804トン。このうちブラジルは9.6%減の3万4598トン、タイは30.3%増の1万4589トン。鶏肉調製品は1.5%減の4万3079トン。1~8月の輸入累計は鶏肉が前年同期比6.5%増、鶏肉調製品が6.1%増、鶏の肝臓が32.1%減、七面鳥肉が19.4%増、七面鳥くず肉調製品が3.22倍増、家きん肉が64.2%増、家きん肉調製品が1.8%増、家きんの肝臓が2.03倍増。
《鶏卵関係輸入》前年同月を上回ったのは全卵粉(4.9%増)、卵黄粉(40.8%増)、卵白粉(35.0%増)、マヨネーズ(62.8%増)。殻付卵は97.5%減の4トン。1~8月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比20.5%増、凍結卵黄が20.2%減、凍結卵白が7.39倍増、全卵粉が23.8%増、卵黄粉が13.5%増、卵白粉が12.2%増、殻付卵が94.7%減。8月の輸入卵の殻付換算は1万848トン(前年同月比24.8%増)で、1~8月累計では8万237トン(前年同期比12.4%増)。
《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉の輸出実績は前年同月比35.6%増の914トン。このうち『鶏肉もも・むね』は香港に16トン、モミジなどを含む『鶏肉その他』は香港、ベトナム、カンボジアに888トンを輸出。殻付卵は香港とシンガポールに82.7%増の535トンを輸出した。