化血研が動物薬の業務再開
農林水産省は1月19日、(一財)化学及血清療法研究所(化血研、本所・熊本市)に対し、国の承認とは異なる方法で動物用医薬品の製造・品質管理を行なっていたとして、医薬品医療機器等法違反による行政処分(1月26日から2月24日までの30日間の業務停止と改善命令)を行なった。
化血研では2月24日付で、今回の不適切な行為の発生原因、それに対する是正措置と再発防止策、信頼回復に向けての今後の取り組みを骨子とする改善計画書を農水省に提出し、動物薬事業は25日から業務を再開した。
同所では「畜産関係と獣医療関係者の皆様をはじめ、多くの方々に多大なご迷惑およびご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とするとともに、「全従業員が今回の行政処分を真摯に受け止め、関係の皆様から信頼される体制を構築し、品質の確保・安定供給を図り、社会に貢献できる企業を目指していきます」としている。