ブロイラー用ひなは7~9円コスト割れ 日本種鶏孵卵協会・山本満祥会長
(一社)日本種鶏孵卵協会の山本満祥会長は、5月12日に開催した定時総会と40周年記念式典であいさつし、種鶏孵卵業界の現状について、食の安全・安心への要望や規制への的確な対応、飼料価格の高止まり、エネルギーや輸送費の高騰、さらには鳥インフルエンザやサルモネラの防疫・衛生対策の強化など、「経費が高騰する中で素ひな価格は低迷し、種鶏孵卵業者の経営は大変苦しいものがある。特にブロイラー用ひなは1羽当たり7~9円もコスト割れの状況である」と、適正なひな価格が不可欠との認識を示し、注目された。