アキレスが『トリトンボードP』を新発売 耐腐食と耐高圧洗浄の性能を両立
アキレス㈱(伊藤守社長―本社・東京都新宿区北新宿2-21-1)は、さびが発生せず、高圧洗浄にも耐えられる畜舎専用の断熱ボード『トリトンボードP』を4月16日に全国で新発売した。
畜舎では、生産性の向上に重要な温熱環境を改善するため、壁や天井、屋根に断熱材が使われているが、衛生管理の観点から定期的に高圧洗浄を行なうため、畜産用断熱材にはこれに耐えられる表面性能を持つ金属ウレタン複合パネルが多用されている。
しかし、畜舎ではアンモニアによる金属面の腐食が問題となっており、畜産現場からは表面材に金属を使用しない断熱材が求められていたが、耐腐食と耐高圧洗浄の性能を兼ね備えた製品が少なかった。
アキレスが今回発売した『トリトンボードP』は、硬質ウレタンフォームの表面材の両面に、補強層付きPETフィルム面材を採用することで、金属を使わず構成材料のすべてを樹脂製とし、耐腐食と耐高圧洗浄の性能を両立させた。さらに樹脂製で軽量になったことで扱いやすく、長尺で使用しても施工性にも優れており、性能と施工性の双方で天井断熱に適した畜舎専用の断熱ボードとなっている。
サイズは、①厚さ30ミリメートル×幅910ミリメートル②厚さ40ミリメートル×幅850ミリメートル③厚さ50ミリメートル×幅850ミリメートル――で、長さは1800~6000ミリメートル。
アキレスでは、初年度の売上目標は1億5000万円としている。
問い合わせは同社断熱資材販売部販売一課(電03・5338・9544)へ。
【断熱ボード『トリトンボードP』。両面に補強層付きPETフィルム面材を採用】