1~3月期配合飼料価格 トン約500円値下げ 農家負担は過去最高
JA全農や主要商系配合飼料メーカー、日鶏連など11社・団体は去る12月17日、平成26年1~3月期の配合飼料価格(全国全畜種総平均)をトン当たり約500円値下げすると発表した。2期連続の値下げとなるが、飼料基金からの補てん700円がなくなるため、生産者の実質負担は約200円増加し、史上最高水準の飼料価格が続く。
主原料のトウモロコシは、米国での大豊作に加え、南米などでも安定した生産が続き、シカゴ相場は4ドル台前半まで下落しているが、大豆かすは世界的な需要増などに影響されて高止まりで推移し、海上運賃は上昇傾向、為替は円安傾向となっているため。
各社の値下げ幅は、全農がトン500円、商系が430~520円、専門農協の日鶏連が650円など。全農系、商系、専門農協系の3飼料基金の平均値下げ幅は約500円。全国全畜種平均の配合飼料価格(建値)は過去最高の6万5400円。