集合型自動集卵ネスト「SN-203L」 レイヤー平飼い採卵(種鶏含む)システムに最適 巣外卵、汚卵が少ないと好評

最新の高性能技術を導入した『ナカマチック畜産機器』メーカーの(株)中嶋製作所(中嶋君忠社長―本社・長野市篠ノ井会33)は、このほど平飼いの種鶏で培った技術と、レイヤーケージで蓄積したノウハウを融合した、レイヤーの平飼い採卵(種鶏を含む)システムの提供を始めた。
レイヤー(種鶏を含む)の平飼いシステムの基本となる集合型ネストは、レイヤー種鶏場の要望に応えて同社が開発し、2007年から販売している国産の集合型自動集卵ネスト『SN―203L』。販売台数はすでに1000台を超えている。
『SN―203L』は、巣外卵や汚卵を少なくするため、ブロイラー平飼い種鶏用ネストのノウハウを生かし、床アミ自体が起き上がって鶏の夜間の侵入を防止する“鶏の追い出し機構”を充実させたのが特長。さらに天井の扉が開くため、内部の掃除やメンテナンスも容易。追い出し機構がネストの内側上部にあるため下部の制限がなく、本体を床に直接置くことが可能で、種鶏だけでなく採卵鶏の平飼いにも利用できる。
集卵ベルトはネット、ベルト受けは網、床アミはワンタッチで着脱可能なタイプを採用し、ネストの床アミが起き上がるたびに糞やゴミが落ちるため、卵を清潔に保つことができ、集卵ベルトの卵をバーコンベヤーで中継すると、人の手に触れることなく鶏卵GPセンターまで運べる。
『SN―203L』を使った白玉鶏約7000羽の試験(ウインドレス鶏舎、全面スラット床、坪当たり30.8羽収容、試験期間は約1年間)では、ピーク産卵率97.1%、ピーク時1か月間の巣外卵数7.4個/日、巣外卵率0.1%であったとのこと。
中島功雄常務は「お客様からは、何と言っても巣外卵が少なく、汚卵も少ない、と高い評価をいただいている。
製品の詳細やレイアウトについて不明な点があれば、気軽に相談してほしい」と話している。
『SN―203L』の製品仕様は次の通り。
ネスト室内寸法…幅115.0センチメートル、奥行き48.0センチメートル、高さ42.0センチメートル▽収容羽数…60羽▽集卵ベルト幅…20.0センチメートル▽使用電圧・電力…(1)集卵装置(407―2型)=3相200V、0.2Kw(2)追い出し装置ドライブ=3相200V0.2Kw③ベルトクリーナー=3相200V15w
詳細は(株)中嶋製作所(電026・292・1203、F026・293・1611、Eメール=info@nakamatic.co.jp)へ。

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