17年の確報値 鶏卵生産量は248万トン 速報値を2万トン上方修正
農林水産省・統計部がまとめた平成17年の鶏卵生産量と出荷量の確報値によると、生産量は前年比99.6%の248万1000トン、出荷量は同99.6%の240万1879トンで、2月17日に公表した速報値を、いずれも約2万トン近く上方修正した。
月別の生産量と出荷量が前年同月を上回ったのは、速報値では8月と9月であったが、確報値では8月から11月までとなった。12月の生産量は前年同月とほぼ同じで、出荷量はわずかに下回った。
県別では、注目の茨城は速報値と全く変わらなかったが、新潟、岐阜などで上方修正した。県別の生産量の順位は、上位7県までは変わらなかったが、8位以下は、速報値の(8)青森(9)新潟(10)群馬(11)岩手(12)岐阜(13)香川(14)宮城(15)兵庫――から、確報値では(8)新潟(9)青森(10)岐阜(11)群馬(12)岩手(13)香川(14)兵庫(15)宮城――の順に修正した。
上位15県で63%占める18年上期の生産量
本紙前号既報の通り、平成18年1~6月の鶏卵生産量は、前年同期並みの123万3178トン(前年同期比100.2%)となった。生産量の上位5県で全体の27.8%、上位10県で同47.3%、上位15県で同62.9%を占めた。上位15県の生産量は次の通り(前年比は17年の速報値と比較)。
(1)鹿児島=8万5146トン、前年比104.9%
(2)千葉=7万8857トン、同99.8%
(3)愛知=6万7821トン、同100.3%
(4)広島=5万7701トン、同102.0%
(5)北海道=5万3740トン、同105.5%
(6)茨城=5万3258トン、同60.3%
(7)岡山=5万1516トン、同106.4%
(8)青森=4万6220トン、同105.0%
(9)新潟=4万5983トン、同111.0%
(10)岐阜=4万3537トン、同123.9%
(11)兵庫=4万245トン、同113.1%
(12)宮城=3万9053トン、同114.6%
(13)岩手=3万8954トン、同108.3%
(14)群馬=3万8746トン、同99.9%
(15)埼玉=3万5045トン、同113.9%