堆肥化装置ガルスプラント 松永商事

(株)松永商事(松永健社長―神奈川県伊勢原市高森501―8)は、このほど悪臭を出さず短期間で畜糞などの有機廃棄物が処理できる有機物短期堆肥化装置「ガルスプラント」を発売した。
堆肥化装置では、(1)悪臭を抑制できるか(2)良質の堆肥が生産できるか(3)敷地・建築面積などを含めたイニシャルコストをどこまで抑えられるか(4)ランニングコストは安価か(5)稼働要員は少人数でいいか(6)保守管理が容易か、などの多くの課題を抱えているが、ガルスプラントはこれら諸問題解決を図ったもので、牛糞処理で好評を得ていることから、鶏糞処理対策としても期待される。
ガルスプラント(特許取得、開発・製造は興和産業(株))は、畜糞などの原料と副資材を、入念に混合、加圧・混練および破砕することによって、悪臭の元である通性嫌気性菌を抑制し、消臭能力の高い好気性バチルス菌(ガルスX菌)を優占化させる。
これによって、(1)優占化されたバチルス属の一種である好気性菌(ガルスX菌)の増殖・発酵は速く、短期間で熟成堆肥が製造できる。そのため建屋は小さくてすむ(2)鶏糞や生ゴミのような、特に悪臭の強い腐敗性廃棄物も、数分間の処理によって、ただちにその悪臭がなくなる(3)原料の性状の変動には、添加する副資材の質と量の調整のみで対応できる(4)製品堆肥は粒径が一様で塊状のものはなく、すみずみまでよく発酵している(5)家畜の糞と尿を混合して堆肥化することができる。
同社では、ガルスプラントの良さを実際に見てもらおうと、12月12日(木)午後1時から、稼働している愛知県立半田農業高等学校で、見学会を開催する予定。見学会への申し込みは12月5日までに同社(電0463・90・2270)へ。

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