畜糞の活性炭化製造プラントを発表
株式会社エコノス・ジャパン(星田真一社長-本社・静岡県小笠郡菊川町吉沢491―1)は、6月に行なわれた国際養鶏・養豚総合展で、各種の新製品を発表したが、その中で高温域1,000℃までの過熱蒸気発生装置(登録商標名=ファイアースチーマ)と、それを応用したファイアースチーマ熱分解装置(乾燥から活性炭製造までが行なえる装置)が鶏糞の活性炭化装置として注目された。
この装置は、従来の技術とは全く異なる高温過熱蒸気で乾燥・炭化させるという画期的なもので、水分80%の畜糞や食品残さなどを日量50トンまで活性炭化でき、乾燥目的で使用すれば、日量100トン以上の処理ができる驚異的な装置。家畜排せつ物法による畜糞処理の規制の強化により、鶏糞についても炭化が注目されており、同社では、6月22日と27日の2回に分けて、テストプラントが設置されている福岡県北九州市小倉で見学会を開き、実際に水分80%の鶏糞300キロを用いて乾燥と炭化の実験を行なったが、その場で七社のオファーがあったほどの反響があり、早ければ年内にも、養鶏業界で1~2社に導入されるとのこと。
問い合わせは、同社(電0537―35―0667、F0537―35―0669)へ。