HPAI発生県からの輸出が全面的再開

農林水産省は、H5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生した栃木県と千葉県で生産・処理された家きん由来製品の香港向け輸出が7月9日付で再開され、全国から輸出可能になったと発表した。

HPAI発生の18県については、国際基準であるOIEコードに従い、防疫措置完了から3か月が経過して清浄地域に復帰してから当該国・地域と協議し、輸出を順次再開してきたが、最後に残っていた栃木県と千葉県から香港への輸出再開が合意されたことにより、18県すべてが香港、ベトナム、シンガポール、マカオに輸出できるようになった。

ただ、米国向けの輸出は福岡県と兵庫県を除き、再開されていない。