飼料用米の作付けは減少見込み 農水省の動向調査

農林水産省は5月28日、今年2回目となる主食用米と、飼料用米などの戦略作物の作付取り組み状況をまとめた。

4月末現在で都道府県農業再生協議会と地域農業再生協議会からの聞き取りに基づく令和元年産の主食用米の作付け動向は、全体としては増加傾向0県、前年並み傾向32県、減少傾向15県で前年並みが見込まれる。一方、備蓄米は増加傾向30県、前年並み傾向と減少傾向が各1県となっている。

戦略作物である飼料用米は、増加傾向6県、前年並み傾向11県、減少傾向28県となり、作付面積は平成30年実績(全国合計7万9535ヘクタール)と比べて減少する見込み。

米に関するマンスリーレポート5月号によると、30年産の飼料用米生産量は前年を下回る42万667トンにとどまった。今回の作付け動向からすると、今年の生産量も減少が見込まれる。