豊橋飼料が90周年
「国内畜産の未来をひらき、食卓に信頼をお届けする」を理念に
豊橋飼料㈱(平野正規社長―本社・愛知県豊橋市明海町5-9)は、今年8月11日で創業90周年を迎えたことから、記念誌「マルトの歩み(71周年から90周年)」【写真】を発行した。
同社の飼料製造は、昭和6(1931)年の豊橋工場から始まり、千葉工場、姫路工場、九州支店などで長年にわたり取り組んできた。特に近年は、BSEや鳥インフルエンザ、豚熱などの家畜伝染病への対応や、安全な飼料製造に向けたISO22000(食品安全マネジメントシステム)や統合GMP(飼料等の適正製造規範ガイドライン)などの各種認証も取得し、品質と安全性は着実に向上している。
豊橋飼料を中心とするマルトグループは、鶏(採卵鶏、肉用鶏、名古屋コーチン)や豚、牛、ウズラなどに与える配合飼料の製造・販売をはじめ、養鶏・養豚・養牛などの畜産事業、発酵肥料の生産と環境対策資材を販売する環境事業、ギフトセンター〝アイドルシェフ〟での食品販売事業など、食にまつわる様々な事業を展開している。「国内畜産の未来をひらき、食卓に信頼をお届けする」とのマルトグループの経営理念の下、全国の畜産生産者に対しては現場の声に耳を傾け、より専門的な最新技術と情報、サービスを提供しており、飼育管理や効率経営のアドバイス、労務管理の相談などの親身になった営業活動は、畜産生産者からの信頼も高い。
さらに、配合飼料の製造から家畜の育成・供給、畜産食品の加工・販売までの一貫体制による「安全」「安心」「健康」「おいしい」への取り組みが、マルトグループの総合畜産食品企業としての信頼につながっている。
今回発行した「マルトの歩み(71周年から90周年)」には、社長と役員のあいさつ、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み、20年間の変遷(社会情勢と飼料業界)、創業71~80周年と創業81~90周年の取り組み、会社沿革、会社組織図、製品紹介、アイドルシェフ取扱商品、プレスリッツ、キャラクターと販促品、相談役のあいさつと編集後記を掲載している。
平野正規社長あいさつ
「国内畜産の未来をひらき、食卓に信頼をお届けする」――これがマルトグループの根幹となっています。
「常に消費者に安全でおいしい畜産物えお提供したい」と言う考えの下、私たちのグループは家畜が生まれる所から、長い時間をかけ鶏卵や食肉の畜産製品販売になるまでの一貫体制を作り上げてきました。
「食卓に信頼をお届けする」と言う理念と共に、全社一丸となって取り組んできた成果であると思っています。また、この経験や機能を活かし、本業である配合飼料の製造販売におきましても、品質や安全性を追求しながら、飼料生産部門の拡充にフィードバックしてまいりました。
良い配合飼料は良い畜産物、安全な食品へとつながります。
今後もしっかり、お客様と共に進み、より良い卵や食肉の生産をサポートし、お客様に笑顔になって頂ける営業活動を目指し、消費者の皆様にも喜んで頂ければと思っております。世の中の役に立つ企業であり続ける事。これも次の100周年へ向けてマルトグループの大切な会社目的と捉え、さらに特色の有る企業集団を目指します。
今後とも、お客様をはじめグループ社員、関係各位の皆様方のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。