日本、鳥インフル清浄国に OIEも宣言をウェブサイトに宣言掲載
農林水産省は7月29日、日本が6月30日付で提出した高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の清浄化宣言が、国際獣疫事務局(OIE)のウェブサイトに掲載されたと発表した。
日本では2020(令和2)年11月から2021(令和3)年3月にかけて18県、52事例でH5N8亜型のHPAIが発生し、約987万羽(農水省公表)が殺処分されたが、3月29日までにすべての発生農場の防疫措置が完了し、その後の発生も確認されなかったため、OIEの規定に基づき6月30日付で高病原性鳥インフルエンザの清浄化宣言を提出していた。
世界では、6月にドイツ(H5N8亜型)、アルバニア(同)、ナイジェリア(H5N1亜型)、トーゴ(同)、ガーナ(H5亜型)、イラク(H5N8亜型)、イラン(同)、台湾(H5N5亜型)、7月にデンマーク(H5N8亜型)、南アフリカ(H5N1亜型)、ベトナム(H5N6亜型、H5N8亜型)の家きんでHPAIが発生している。
農水省では、引き続き飼養衛生管理の徹底や早期の発見・通報のための監視の強化に万全を期してほしいとしている。