新型『テープシーラーTES426』発売 ナベル

サイズの異なるパックに強い

省力化と省スペース化の両方が期待できる『テープシーラーTES426』

㈱ナベル(南部邦彦社長―本社・京都市南区)は、卵パックをテープで封緘(ふうかん)する装置『テープシーラーTES426』を8月15日に新発売した。

『テープシーラーTES426』は、同社が2010年から生産・販売している「テープシーラーTES415」の後継機で、様々なサイズのパックへのシール性能が大幅に向上した。主な特徴は次の通り。

(1)設置場所を選ばない=『テープシーラーTES426』では、装置の前面、背面のどちらか一方だけで必要な作業がすべて行なえるため、狭いスペースにも設置できる。スペースの捻出や動線の確保など、設置場所の悩みを軽減する。

(2)楽らくテープ交換=ストッカーを搭載したことで、あらかじめ予備のテープを補充できるようになった。また、リールがなくても安定してテープを送り出すことができる「ドラム繰り出し方式」の採用により、既存モデルで課題となっていた「テープ交換の際に、装置の裏側に回り込んでテープをリールにセットする作業」をなくすことに成功した。交換作業は、①すぐ隣にあるストッカーのテープをテープホルダーへ置く②テープを貼り付け部へ通す――の2ステップだけで、容易である。テープを通す位置も装置の上部になるよう設計されているため、無理のない姿勢で、素早く交換できる。テープの交換がスムーズになると、製造ラインの停止時間が短縮され、作業効率の向上が期待できる。

(3)より安定したシール性能=次々とハイスピードで流れてくるパックを新たに実装したアシストサイドベルトが適度な圧力で整列させ、正確に封緘部に導く。様々なサイズのパックを一様にシールすることができるため、10個パックや6個パック、4個パックなど、サイズの異なるパックが連続して製造ラインに流れてきても、抜群の安定感でシールする。

(4)ムダなしフルユース設計=既存モデルで好評だったテープを無駄なく最後まで使いきるための「テープ残少検出機能」を標準搭載。残量の少なくなったテープをストッカーのテープとつなぐことで、最後まで使い切ることができる。

(5)既存モデルとの入れ替え可能=コンベヤの長さや対応可能な速度は既存モデルと同じで、現在使っている既存モデルと簡単に入れ替えができる。

処理能力は1時間当たり最大4万卵。寸法は横幅1245ミリメートル×高さ1515ミリメートル×奥行き600ミリメートル。対応コンベヤ速度は毎分21メートル。対象パックは4個、6個、8個、10個、12個のプラスチックパック。

問い合わせは同社(電075-693-5310、F075-693-5311、Eメール=nabel@mail.nabel.co.jp)へ。