採卵用めす5.6%減、ブロイラー用1.9%増 2019年上半期え付け羽数
(一社)日本種鶏孵卵協会は7月31日、2019(令和元)年6月分の鶏ひなふ化羽数調査結果(レイヤー29場、ブロイラー69場)を公表した。
調査協力孵化場から報告された採卵用めすの出荷羽数(え付け羽数も同じ)は前年同月比9.8%減の788万9000羽、ブロイラー用ひなは2.0%減の5531万羽。これを基に試算した採卵用めすの全国推定出荷羽数は9.8%減の829万2000羽、ブロイラー用ひなは2.0%減の5727万4000羽と見込まれる。
地域別(報告羽数ベース)にみると、採卵用めすは北陸、東海、近畿、中国で増加。ブロイラー用ひなは北陸と関東・東山で増加した。
この結果、2019年上半期(1~6月)累計の採卵用めすの全国推定出荷羽数は前年同期比5.6%減の5387万7000羽、ブロイラー用ひなは1.9%増の3億6579万6000羽と見込まれる。
地域別(報告羽数ベース)にみると、採卵用めすは北海道4.1%増、東北5.2%減、北陸1.2%減、関東・東山2.9%減、東海0.8%減、近畿97.6%増、中国17.8%減、四国17.2%減、九州10.1%減、沖縄16.8減。
ブロイラー用ひなは北海道5.0%減、東北3.0%増、北陸35.0%増、関東・東山は前年並み、東海0.5%減、近畿2.6%減、中国1.4%増、四国1.5%増、九州2.3%増、沖縄3.7%減。
県別にみると、採卵用めすは①群馬県(5.3%増)②岡山県(12.3%減)③青森県(10.5%減)④千葉県(1.6%増)⑤茨城県(5.7%減)⑥鹿児島県(11.3%減)⑦岩手県(5.7%増)⑧福島県(6.7%減)⑨愛知県(3.0%減)⑩新潟県(2.9%減)――の順。
ブロイラー用ひなは①鹿児島県(2.1%増)②宮崎県(0.3%増)③岩手県(5.0%増)④青森県(1.0%減)⑤北海道(5.0%減)⑥岡山県(1.7%増)⑦鳥取県(1.9%増)⑧長崎県(4.1%増)⑨佐賀県(2.7%増)⑩熊本県(8.6%増)――の順に多かった。
6月の種鶏の出荷羽数は、採卵用は前年同月比23.5%増の12万6000羽(うち種鶏めすは23.9%増の11万4000羽)、ブロイラー用は2.6%減の51万6000羽(うち種鶏めすは3.2%減の45万4000羽)。
この結果、2019年上半期累計の採卵用種鶏の出荷羽数は、前年同期比7.4%増の63万5000羽(うち種鶏めすは8.3%増の57万2000羽)、ブロイラー用種鶏は3.0%減の281万3000羽(うち種鶏めすは3.1%減の247万7000羽)となった。