持続可能性に配慮し た鶏卵・鶏肉JAS 国産鶏普及協がハンドブック作成
国産鶏普及協議会(会長=日比野義人㈱後藤孵卵場社長)は、今年3月にJAS規格「持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉」が制定されたことを受けて、このほど『持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉JASハンドブック(第1版)』(http://www.famic.go.jp/syokuhin/jas/jas_0013.pdf)を作成した。
JAS規格「持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉」では、国内で育種改良された国産の卵用鶏と肉用鶏に、国産飼料用米を5%以上給与し、持続可能な開発目標(SDGs)に基づき、①アニマルウェルフェアへの配慮や衛生管理②騒音や悪臭などの周辺環境への配慮③家畜排せつ物の鶏ふんを肥料やエネルギーなどで利用④防疫管理の推進⑤従事者と入場者の衛生管理の徹底、従事者の安全衛生・労務管理――などの基準を満たして生産する鶏卵と鶏肉に、地鶏肉JASと同様に特色JASマーク(日本を象徴する「富士山」と日の丸を連想させる「太陽」を組み合わせたデザイン)を付けることができる。
ハンドブックは、第1部「農林水産省に提出した規格制定にかかわる調査報告」、第2部「規格と関連告示の解説」、第3部「Q&A」で構成している。
(独)農林水産消費安全技術センター(FAMIC)のほか、後藤孵卵場のホームページ(http://www.gotonohiyoko.co.jp/)でも公開している。