成鶏用1.2%増、ブロイラー用0.7%減 平成30年の配合飼料出荷量

育すう用3.9%増、うずら用0.5%増

農林水産省がまとめた平成30年12月分の配・混合飼料の生産量は前年比2.3%減の219万1218トンで、このうち配合飼料生産量は2.4%減の214万4507トン、養鶏用は1.3%減の93万3545トン。養鶏用、うずら用の内訳は次の通り。

養鶏・育すう用
生産量 6万5134トン▽前年比 98.0%▽出荷量 6万5547トン▽前年比 98.2%▽内バラ 6万4865トン▽月末在庫 2778トン

養鶏・成鶏用
生産量 52万8683トン▽前年比 99.6%▽出荷量 53万3278トン▽前年比 99.5%▽内バラ 52万5523トン▽月末在庫 7323トン

養鶏・ブロイラー用
生産量 33万9728トン▽前年比 97.5%▽出荷量 34万2312トン▽前年比 97.5%▽内バラ 33万9971トン▽月末在庫 5844トン

うずら用
生産量 3008トン▽前年比 95.3%▽出荷量 2839トン▽前年比 95.2%▽バラ出荷 2759トン▽月末在庫 638トン

配合飼料の工場渡し価格(バラ出荷、円/㌧、税込み)は次の通り。

大すう用=6万1693円(前年比106.7%)▽成鶏用=6万8118円(同106.3%)▽ブロイラー用前期=7万8548円(同104.9%)▽ブロイラー用後期=7万2199円(同105.8%)▽全畜種加重平均(袋、バラ)=6万6859円(同106.3%)

この結果、30年(1~12月)の養鶏用飼料の生産量は前年比0.4%増の1030万9123トンとなった。このうち育すう用の生産量は1.2%増の71万7894トン、出荷量は3.9%増の74万2456トン。成鶏用の生産量は1.1%増の577万6660トン、出荷量は1.2%増の583万1711トン。ブロイラー用の生産量は0.7%減の381万4569トン、出荷量は0.7%減の386万2811トン。うずら用の生産量は0.7%増の3万1889トン、出荷量は0.5%増の3万1353トンとなった。

30年の配合飼料出荷量については、育すう用は四国と沖縄を除く地域で前年を上回り、県別では青森、岩手、埼玉、東京、神奈川、富山、福井、京都、奈良、岡山、佐賀、熊本で前年比10%以上の伸び。成鶏用は近畿、四国、沖縄を除く地域で前年を上回り、県別では宮城、秋田、東京、新潟、富山、奈良で前年比10%以上の伸び。
ブロイラー用は東北、東海、中国、沖縄で前年を上回り、県別では山形、埼玉、東京、長野、岐阜、京都、奈良、鳥取、島根、岡山で前年比10%以上の伸びを示した。