変動要因の多いブロイラー相場を占う

2019(令和元)年のチキン相場は、輸入鶏肉や調製品はほぼ前年並みの数量にとどまったが、畜産物消費は全般的に伸び悩み傾向がみられる中で、国産鶏肉の生産は順調に推移した結果、もも肉、むね肉価格とも前年を下回って推移し、年間平均では、もも肉は前年を約10円下回る585円前後、むね肉はサラダチキン需要の落ち着きもあって同39円安の243円前後、もも・むね合計では同49円安の828円前後になった。2020(令和2)年については、ひなえ付けを含む生産動向や輸入鶏肉動向、消費動向、1月から再値上げされる配合飼料価格を含む資材価格の動向や人手不足による人件費の高騰など、引き続き不透明な部分が多い中で、業界の有識者5人の方々に今年の相場を占っていただいた(5人の年間平均は、もも肉578円、むね肉263円)。

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