卵の供給回復受け『親子丼』を発売 吉野家

㈱吉野家(河村泰貴社長―本社・東京都中央区)は8月24日、1食当たり卵2個を溶き入れる『親子丼』を発売した。

約10年かけて商品化したもので、昨年4月からの限定販売時は2か月半で400万食超が売れた。今年も4月から販売予定であったが、外食筋での卵不足を受けて新メニューを『焦がしねぎ焼き鳥丼』に変更(5月25日号既報)。親子丼の再販売は見送られていた。

その後、同社では卵の供給が回復したと判断し、親子丼を10月中旬までの約2か月間販売することにした。今年は鶏肉に下味を付けてふっくらとジューシーに仕上げ、トロトロの卵や、シャキッとした食感のタマネギ、鶏の旨みを加えた特製タレで完成度を高めたという。

注文ごとに調理し、アツアツの状態で提供する。価格は並盛が税込み547円、鶏肉の量が2倍の大盛りは734円。