【速報】北海道の肉用鶏農場でHPAI

農林水産省は10月17日、北海道厚真町の肉用鶏農場で高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生したと発表した。家禽での発生は今シーズン初。北海道によると、16日深夜に死んだ鶏が見つかったと胆振家畜保健衛生所に連絡が入り、簡易検査で陽性と判定し遺伝子検査でH5亜型を確認した。

北海道では、肉用鶏農場の約1万9000羽の殺処分を始め、半径3キロ圏内に移動制限区域(2戸、約32万羽)、3~10キロ圏内に搬出制限区域(3戸、約39万羽)を設け、消毒ポイントで車両消毒を徹底している。

環境省によると、北海道乙部町で9月30日に回収された死亡野鳥(ハヤブサ)と、10月8日に別海町で採取されたカモ類の糞便からH5N1型ウイルスを確認している。

石破茂首相は16日深夜に、関係各省が緊密に連携して徹底した防疫措置を迅速に進めるとともに、家禽業者に厳重な警戒を要請することなどを指示した。