入賞100産品が決定 フード・アクション・ニッポン アワード2018
国産農林水産物の消費拡大について優れた取り組みを表彰する「フード・アクション・ニッポン アワード2018」(主催・農林水産省)の今年度の入賞100産品がこのほど決定した。
同アワードは今年度で10回目。2013年に和食文化がユネスコ無形文化遺産に登録されて5周年を迎える今年度のテーマは〝おいしさで心をつなぐ ニッポンの逸品〟。全国から応募された1125産品の中から一次審査で入賞100産品が決まった。
10月23日に行なう最終審査会では、国内の大手流通・外食・百貨店など、食に関係する大手企業のトップ10人が最終審査委員を務め、アワード受賞10産品を決定する。また、ユネスコ無形文化遺産登録5周年で「Let’s!和ごはんプロジェクト」の趣旨に沿った産品を、特別賞として3産品選定する。
入賞した100産品のうち、鶏卵・鶏肉関係は次の通り。
▽「阿波尾鶏 地鶏の旨み」(㈱丸本・徳島県海陽町)=徳島県産の地鶏「阿波尾鶏」のむね肉のおいしさを生かした鶏削り節。阿波尾鶏の皮なしむね肉を蒸し、乾燥、スモークして花削りに仕上げた。
▽「こどものためのたまごせんべい にんじんとほうれん草」(㈱鈴木屋・岡山市北区)=創業大正12年のたまごせんべい専門店が作る小さな子どものためのたまごせんべい。純国産鶏種「岡崎おうはん」の卵を使用。
▽「南国元気鶏モモ肉」(マルイ食品㈱・鹿児島県出水市)=ヒヨコづくりから店に届くまで、すべて自前で行なっているマルイ農協グループの鶏肉。抗生物質や合成抗菌剤を一切含まない飼料で育てている。
▽「こめたまごの燻製」(茨城農女ファーム・茨城県行方市)=飼料米など非遺伝子組み換えにこだわった飼料を給餌し、放し飼いで育てた「こめたまご」を、利尻昆布と伯方の塩で味付けして燻製した。
▽「おぶせのたまご」(社会福祉法人くりのみ園・長野県小布施町)=田園環境の中で平飼いし、無農薬野菜や四季の野草を配合飼料にブレンドして生産した鶏卵で、黄身がタンポポ色をしているのが特徴。
▽「国産鶏種『丹精國鶏』」(㈱秋川牧園・山口県山口市)=種まで含めた国産自給を目指して、国産鶏種「はりま」を使用した鶏肉。直営と提携農場で全期間、抗生物質・合成抗菌剤など不使用で飼育している。
▽「とろたまぷりん」(㈱ましこカンパニー・栃木県益子町)=薄羽養鶏場(栃木県益子町)の良質な卵をまるごと1個使用した、濃厚でなめらかな舌触りが特徴の「道の駅ましこ」オリジナルプリン。
入賞100産品の詳細は公式ウェブサイトの紹介ページへ。