令和2年の生産量は2.5%減 マヨネーズ・ドレッシング類

原料卵消費量は1.1%増

全国マヨネーズ・ドレッシング類協会(東京都中央区)は、会員11社の令和2年のマヨネーズ・ドレッシング類生産量が前年比2.5%減の39万9563トンになったと公表した。

種類別にみると、半分以上を占めるマヨネーズが前年比3.5%減の21万7379トン、マヨネーズ以外の半固体状ドレッシング(カロリーを低減したマヨネーズタイプ)が4.1%増の6万3834トン、液状ドレッシング(乳化タイプと分離タイプ)が2.6%減の10万1321トン、ドレッシングタイプ調味料(ノンオイルドレッシング)が9.9%減の1万6896トンなど。

令和2年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と緊急事態宣言の影響が大きく、家庭消費は巣ごもり消費や家庭での調理機会の増加などに伴い増加傾向がみられた一方で、外食、飲食店、旅館・ホテル、観光向けなどの業務用需要は大幅に減少した。

月別にみると、政府の緊急事態宣言が発出された4月は前年比9.8%減、5月は17.1%減と大幅に減少。6~9月は前年並みか、前年を上回って推移したが、感染の再拡大に伴う飲食店の営業時間短縮や外出自粛の要請などの動きがみられた10月以降は前年をやや下回って推移した。

マヨネーズ向け原料卵の消費量は5万8988トンで前年比1.1%増となり、2年連続での増加となった。