サノボ『ハッチパフォーマンスライン』発売 種卵の完全自動化パッキングシステム
サノボテクノロジーグループ(本社・デンマーク)は、種卵の収集、梱包、輸送をサポートする完全自動パッキングシステム『ハッチパフォーマンスライン』をこのほど開発し、発売した。
『ハッチパフォーマンスライン』は、種卵の孵化率の向上や相互汚染のリスク低減、一貫性のあるパッキングプロセス、種卵の損傷リスクの低減、作業者の労働環境の改善などに注目して開発したもの。
多くの農場で評価されてきた重量選別機、エッグパッカー、トロリーローダーの3つの機器で構成され、①鶏舎から運ばれてきた種卵は、重量選別機で規格内・規格外に選別された後、エッグパッカーに運ばれる②次に、種卵は優しく搬送され、吸引式の吸盤でセッタートレーに丁寧に詰めていく③最後に満杯になったセッタートレーを、セッターラック(トロリー)に積み込む――までを自動化しており、トロリーはその後、孵化場に搬送される。
集卵作業中に種卵と人が物理的に接触する機会を最小化し、種卵の胚に害を及ぼす汚染や、他の種卵に汚染が拡大するリスクを減らすことで、孵化率を全体的に高めることにつながるとのこと。また、作業員の重労働を軽減し、作業の効率化を達成するための新しいシステムとなっている。
詳細は日本法人のサノボテクノロジー㈱(電03-6809-3700、Eメール=stg-jp●sanovogroup.com)へ。
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