コロナで「食」との向き合い方が変化 クックパッドの『食トレンド大賞2020』
クックパッド㈱(本社・東京都渋谷区)は12月3日、クックパッド(https://cookpad.com)の検索データ分析ツール「たべみる」や「クックパッドニュース」のアクセス数などのデータ、世の中の話題になった現象などを基に、今年を代表する家庭料理のトレンドを選出する『食トレンド大賞2020』と『食トレンド予測2021』を発表した。
『食トレンド大賞2020』の大賞は「ホットプレートごはん」。入賞は「ダルゴナコーヒー」「台湾カステラ」「オートミール」「おうちで楽しむ旬レシピ」。
2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛で増加した「おうち時間」に、家族で楽しめる〝エンタメ感〟満載の料理が人気となった。外出自粛中にお菓子やパンを作る家庭が多かったほか、「コロナ太り」という言葉も生まれ、ヘルシー食のオートミールの検索頻度も急増。ホットプレートは外出自粛以降、検索頻度が上がったキーワードのひとつで、2020年の食トレンドは「新生活様式に合わせて『食』との向き合い方が変化した1年」としている。
「台湾カステラ」は、四角くて大きな形が特徴の台湾のスイーツ。日本のカステラとは見た目が異なり、インパクトも抜群で、薄力粉や卵、牛乳など使い慣れている製菓材料でできる手軽さと、シュワシュワ・プルプルの食感で人気が急上昇。春以降の外出自粛の影響で、お菓子やパン作りをする人が増えたことも人気を押し上げる要因になった。
『食トレンド予測2021』では、ヘルシー食品の人気が継続し、アジアグルメからもブームが誕生すると予測。トレンド料理として「台湾茶」「青いスイーツ・料理」「大豆ミート」「ハニーバターチキン」「冷凍作りおきトースト」を挙げている。
「ハニーバターチキン」については「韓国ドラマの影響もあり、韓国風フライドチキンに注目が集まっている。なかでも『ハニーバターチキン』は、サクサクでクリスピーなフライドチキンに、はちみつを合わせた甘じょっぱい味わいで、大人も子どももハマりそう」としている。