「卵・玉子・たまご!」 和菓子の「とらや」 11月1日から東京で

室町時代後期、京都創業の和菓子屋「とらや」東京ミッドタウン店に併設のギャラリーで、たまごをテーマとした企画展「卵・玉子・たまご!」が、11月1日から来年2月26日まで催される。

植物性の原材料が主体の和菓子のなかで、唯一の例外品ともいえるのが「たまご」。同ギャラリーでは第50回の節目に当たる企画展で、卵のチカラ(調理特性)や、卵を使った和菓子などに焦点を当てて紹介する。

普段は「TORAYA GINZA」のカウンター席でしか見ることができない『焼きたて 夜半の月』(店舗限定のどら焼き)を焼き上げる職人技が動画で見られるほか、来場者が「おすすめのたまごを使ったお菓子」を投票できるアンケートなども実施する予定。

会場のギャラリーは、東京都港区の東京ミッドタウンガレリア地下1階。和菓子だけでなく、和の魅力や価値も広く伝えるため、これまで風呂敷や漆、銭湯、米など幅広いテーマで展示会を開催してきた。たまごをテーマとした今回の企画展について、ギャラリーを運営する㈱虎屋は「食材としてのたまごの魅力を、模型やイラストを用いて楽しくお伝えします」とコメントしている。